生活

「何をしたいか分からない」方へ!やりたいことを見つける具体的な方法とは

この記事で解決できるお悩み

変わらなきゃと思いモヤモヤする...

自分が何をしたいか分からないので自己分析をしたいけどどうやってやれば良いのか分からない...

「このままで良いのだろうか」「何かを変えたい」
そう思っても、
「何からすれば良いのか分からない」「自分が何をしたいのかが分からない」
と悩んでいませんか?

実は、この記事でご紹介する「自己理解メソッド」を読めば、理想的な人生を歩み出す一歩を踏み出せるようになります!
なぜなら、私も実際に実践し、本ブログを制作・運用するという決断を下したからです。

記事を読み終え実践まですると、「自分のことすら分からない...」と悶々としていた頭が、霧が少し晴れて見通しが良くなりスッキリとすることでしょう。
まずは、「そもそも自己理解とは?」という疑問に答えるので、ぜひ読んでみてください!

自己理解ができている人は少数派

何をしたいのかが分からない、その悩みの解決の一助になるのは、自己理解です。

なぜなら、自己理解を後回しにして自分が変わるための行動をどれだけとっても、行動した先の自分が望んだ姿になっていなければ、その行動は大きな意味を持たないからです。

行動を起こすことはとても大事なことです。
ただ、まずは自分自身と向き合い目指すべき方向性がずれないようにしましょう。

何をすれば自分は幸せになるのかを知った上で行動を起こした方が、より良い未来は早く近づくはずです。

それでは、自己理解について早速みていきましょう!

自己理解とは

先ほどから「自己理解」というワードが何度も出ていますが、そもそも自己理解とはなんでしょうか?

自己理解とは、「他者との関係で、今、自分の内面に生起している感情をありのままに意識し、さらに、自分の性格傾向や考え方について知り、自分に対する理解を深める」ことである。

杉浦京子,『臨床心理学講義』,朱鷺書房,2002

心理学の中ではこのように定義されていたりするんですね。
難しいように思えますが、要は「自分に対する理解を深める」というところを認識できれば良いかと思います。
自分について理解を深めるためには、自分に質問・お題を出してみましょう。

今までで頑張ったことは?
嬉しかったエピソードは?
許せない・怒りを感じるのはどんな時?
何をすることが好き?
それはなんで?

こうした自分に対する質問を投げかけ、それに対し自分がどんな答えを出すのか。
それを観察することで、自分について少しずつ知ることができていくのです。

自己理解ができている人は15%

さて、自己理解についてざっくりとでも理解ができたところで、ふと疑問に思いませんか?

「周りの人はみんな自己理解できているの?」
「自分だけできていないのかな?」

実はそんなことないんですね、ご安心ください。

2021年5月4日に、東洋経済ONLINEにて以下のような記事が出ました。
(自己理解と自己認識は厳密には異なる意味ですが、本記事では詳細に取り扱いはしません)

アメリカの心理学者ターシャ・ユーリック氏は、自己認識に関する長年にわたる研究を通して、「95%の人は自己認識ができていると思っているが、実際には10%~15%の人しか正しい自己認識をしていない」という驚きの統計を明らかにしています(Tasha Eurich·TED×MileHigh  “Increase your self-awareness with one simple fix” 著者訳)。
つまり、約9割の人が、自分自身に対して客観的な視点を持てていないのです。

瀬戸 和信,『9割の人が「自分の強み」を知らないという残念』東洋経済ONLINE(https://toyokeizai.net/articles/-/425607),2022

約9割が自分自身のことを正しく理解できていないのですね。
世の中の大勢が悩み、そのために多くの研究が行われ、それを伝えるために多くの書籍が発売されているにも関わらず、まだまだその浸透度のようなものは低いということがわかるかと思います。

次に、自己理解を妨げている原因についてみていきたいと思います。

多くの人はなぜ自分のことが分からないのか

色々理由はあるかと思いますが、以下がよく挙げられる理由ですね。
ご自身にも当てはまりますか?

やる意味が分かっていない
自分に自信がなくできないと思っている
何かに全力で打ち込んだ経験が少ない
そもそもやり方が分からない

おそらく多くの方が上記のどれかには当てはまったのではないでしょうか。
なぜ自己理解をすべきなのか教わる機会は非常に少ないですし、自分の日常や何かしらの経験を振り返ることもあまりありません。

あまり自分について分からないのは当然なのかもしれませんが、
「何かを変えないといけないと感じている」「より良い人生を生きたい」、
そのように考えるのであれば、自分の目指すべき方向性や、なぜ変えないといけないと感じているのかの原因等を把握しないことには解決のしようがありません。なので、自己理解を必ずやりましょう。

このままの状態だと幸福度が低い生き方になる可能性も

ちなみに、自己理解を深めないまま行動を起こすとどうなるのか、例として転職活動をみてみましょう。

以下は、株式会社リブセンスが2016年に行った調査により分かったことです。

転職は「成功」と感じている人が約74%いる一方で、「失敗」と感じている人が、全体の26%に登ることが判明しました。 4人に1人は転職したことに後悔しているということです。 まさか自分は大丈夫だろう、と思いがちなのが人間の性分。この事実は重く受け止めておきたいところです。

転職会議Report (https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=363)

4人に1人は後悔。なかなかの数値ですよね。
その理由を見てみますと、転職に失敗したと回答した方の過半数が「入社前後にギャップがある/再度転職を検討」と答えているそうです。

興味深いのはここからで、こうしたミスマッチ転職を感じている人を対象に、前職の退職理由別に、転職後の動向を深掘りすると以下であることがわかりました。

・労働環境に悩んだため転職➡️転職後、労働環境にギャップを感じている割合 57.6%
・人間関係に悩んだため転職➡️転職後、人間関係にギャップを感じている割合 53.3%
・待遇に悩んだため転職  ➡️転職後、待遇にギャップを感じている割合 50.6%
・仕事内容に悩んだため転職➡️転職後、仕事内容にギャップを感じている割合 50.0%
・社風に悩んだため転職  ➡️転職後、社風にギャップを感じている割合 34.3%

転職会議Report (https://report.jobtalk.jp/research/detail/id=364)

前職で悩んだ理由を解消するために転職したにも関わらず、転職後の職場でも同様のことで悩む方が非常に多いのです。
自己理解を深めずに行動をすると、後悔も大きいのかもしれませんね。

自己理解の重要性はご理解いただけたのではないかと思いますので、次から自己理解を進める具体的な方法をみていきましょう!

自己理解をする具体的な方法とは

本記事でおすすめする方法は、「自己理解メソッド」です。

こちらは、株式会社ジコリカイ代表取締役の八木 仁平さんが提案されている方法で、著書である『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』に記載されてます。
私もこちらの書籍を読み実践することで、自分を見つめ直し、転職を決断したり新しい取り組みを始めました!

詳細は書籍を読むことを強くお勧めします。
自己理解が進む質問の用意や価値観の捉え方の解説など、実践を助ける記載・付録があるので活用しながら進めると早く自己理解ができるはずです。

とりあえず買ってみる

自己理解メソッドとは

「やりたいこと」がないのではなく、「やりたいこと」の正しい見つけ方を知らないから多くの人は悩むのだ、と八木さんは著書の中で語っています。
数学に公式があるように、考え方にフレームワークがあるように、「やりたいこと」探しにも一定の型・公式があります。

それが自己理解メソッド。
自己理解メソッドは以下の3つの要素で構成され、2つの式でやりたいことを探すことができます。

「やりたいこと」探しの3要素

  1. 好きなこと
  2. 得意なこと
  3. 大事なこと

2つの公式

  • 公式①
    • やりたいこと=好きなこと✖️得意なこと
  • 公式②
    • 本当にやりたいこと=好きなこと✖️得意なこと✖️大事なこと

それぞれの円が重なった箇所が、「やりたいこと」と「本当にやりたいこと」になるわけです。

情熱を注ぐくらいには興味を持つことができ(好きなこと)、尚且つ他の人よりも比較的自然にできること(得意なこと)なら、それ以外のことよりもやりたいと思いませんか?
やりたいこととは、「好きなこと」を「得意なやり方でやる」ことなんですね。

しかし、これではまだ不十分。
やりたいことをただやるだけでは、自分がそこに目標を置くことも価値を感じる(感じてもらう含め)ことも難しく、モチベーションにならなかったりします。
「好きなこと」は手段なので、それ自体は無数に選択肢があります。

そこで、好きなことや得意なことを全うしようとする、やるべきだと考える、自分の「価値観」や「大事なこと」が鍵になってくるわけです。

八木さんはこの3つの要素を考える順番も大事だと考えており、以下の順番を推奨しています。それでは早速考えてみましょう!

「やりたいこと」探しの順番

  1. 大事なこと
  2. 得意なこと
  3. 好きなこと

大事なこと

「このために自分は生きてる」「これがない人生を幸せと感じないと思う」、
あなたが心からそう思える価値観を見つけるステップは5つです。

価値観を見つける5ステップ

  1. 質問に答えて価値観キーワードをリストアップする
  2. 価値観をマインドマップにまとめる
  3. 他人軸な価値観を、自分軸に転換する
  4. 価値観ランキングを作る
  5. 仕事の目的を決める

ここでは、一つ目の「質問に答えて価値観キーワードをリストアップする」のみ取り上げます。それ以外の項目は本書をお読みください。
以下5つの質問を例として挙げるので、自分なりに考えてみましょう。

Q1:尊敬する人、尊敬する友人、好きなキャラクターは誰ですか?その人のどんなところを尊敬していますか?
Q2:幼い頃や思春期にあった、今の自分に一番大きな影響を与えている出来事or経験は何ですか?それらが自分の価値観にどう影響を与えましたか?
Q3:今の社会には何が足りないと思いますか?
Q4:「自分って人生で何を大事にしてそうかな?」と周りの人に聞いてみてください。
そう思った具体的なエピソードも聞けるといいです。
Q5:自分の子供を育てたり、他人に助言するときに、一番伝えたいのはどんな行動で、一番伝えたくないのはどんな行動ですか?

私の場合は以下のような回答になりました!

Q1:大学の先生。社会の仕組みや構造等に関する分析力、柔軟な発想、学問への飽くなき探究心に、自分もこうした熱いものを持って生きたいと感じた。
Q2:サッカーで結果を出したこと。当時は熱中しておりサッカーをしたくて授業に集中できなかった。「熱中」は結果が出ようが出まいが、人生を豊かにすると思った。
Q3:熱中すること、出る杭を打たず挑戦を応援する考え
Q4:自分の考え。何かに対して自分の考えがあり、それを表現しようとしている。小さいことでは家具選びもそうだし、仕事も人生観なども。
Q5:一番伝えたい行動→好きなこと・気になったことをとりあえずやってみること、健康を保つことなど。一番伝えたくない行動→口だけで何もしないこと。

こうしてみると、私の中で「熱中」はキーワードかもしれませんね。
残りの4ステップもやると、他にも色々とキーワードが出てきますので、5ステップ全てやってみましょう!

得意なこと

次に「得意なこと」についてみていきましょう。
でも「得意なこと」ってなんだろう?
八木さんは以下のように定義しています。

得意なこと=成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン

八木仁平,『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』,KADOKAWA,2020

自分が無意識にやっていることを指してるんですね。
例えば、私の場合は以下です。

・ビジネスの拡張・シェアをとるためにプロダクトの方向性はどうあるべきか考える
・書籍で学んだことを自分のビジネスにどう還元できるのか分析する
・ボケられるネタを探している
etc...

私の場合、考えてみるといくつか当てはまるかなと思ったものがありましたが、
中には「ん〜全然思い浮かばない...」という方もいるかと思います。
その場合は周囲のご家族やご友人に聞いてみてそれをヒントにしても良いかもしれませんね。

それでも、「そんなものないよ...」とお考えの方もいるかもしれません。
「得意なこと」とは、それ自体はただの「クセ」でしかないので、良いも悪いもないという点は抑えておくべきです。

例えば、「物事に慎重に取り組む」というのは1つの才能です。ミスのない作業を求められる仕事をすればそれは、長所になります。
しかし、スピード感を求められる仕事をすれば、それは短所になります。
自分の得意なこと(才能)がどうすれば長所として発揮されるのかを理解しなければいけません。

八木仁平,『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』,KADOKAWA,2020

「一人で過ごすことが多い」は「一人で物事を楽しめる」とも捉えられますよね。
自分の「得意なこと(才能)」を長所として捉えるとどうなるのか、考えてみてください!

書籍には、「得意なこと」を洗い出す5つの質問が掲載されています。
読んで試してみましょう!

好きなこと

最後に、「好きなこと」についてです。
八木さんは以下のように定義しています。

好きなこと=興味・好奇心を感じる分野

八木仁平,『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』,KADOKAWA,2020

私はサッカーが好きですが、「常勝軍団」と「いつも2位や3位であと一歩届かないチーム」の違いはなんだろうと考えたりします。
アニメが好きな人は、他にもっと面白いアニメがあるのでは?と探さずにはいられないでしょう。

このように、自分が好きな分野に関しては、疑問を持ったり、より知りたいという状態になります。
それが、「好きなこと」というわけなんですね。

ここで勘の良いガキ皆さんならお気づきかと思います。(タッカーが出ちゃいました、失礼しました)

「好きなことでも役に立たなかったら意味なくない?」

ここは重要なポイントです。
結論から言うと、八木さんは以下のようにおっしゃっています。

「役に立つから好きなこと」は仕事にしてはいけません。「興味があるから好きなこと」を仕事にしてください

八木仁平,『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』,KADOKAWA,2020

「役に立つかどうか」という基準は「好きなこと」探しを阻害します。
「好きなこと」をまず洗い出すことが目的なのですから、「役に立つかどうか」という基準は一旦捨て、純粋に「好きなこと」という基準だけで考えてみましょう!

そう考えた時、私の「好きなこと」は以下でした。

・物事の構造や関係性について考えること
・環境問題
・サッカー
・旅行
・学ぶこと・学問
・テクノロジー

上記はほんの一部です。

書籍では「好きなこと」を洗い出す5つの質問を掲載しています。
皆さんの「好きなこと」をどんどん洗い出しましょう!

まとめ

さて、皆さんいかがだったでしょうか。
「何をしたいか分からない」、だけど「変わらなきゃいけない」と思っている方に向けて、「自己理解」が重要であるというお話をしてきました。

本記事では、八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の内容が自己理解を進める上で有効であると考え、自分の回答を交えながらご紹介しました。

最終的に、「本当にやりたいこと=好きなこと✖️得意なこと✖️大事なこと」を自分なりの回答で掛け合わせると以下になりました。

・学者= 学ぶこと・学問✖️思考・分析✖️熱中
・ブロガー= 学ぶこと・学問✖️思考・分析✖️自由
・サッカーチームの戦略・分析担当= サッカー✖️思考・分析✖️感情的になれる
etc...

実際に、私はこの本を読んだ後転職しました(笑)
今までも、自分なりの考えで企業選びをしてきたつもりですが、一番腹落ちした活動になったのは確かな実感としてあります。

今回ご紹介したのはほんの一部に過ぎません。
書籍を読むと、なぜこの内容なのかといった背景が記載されているので腹落ちもしますし、実践するにあたってどんな質問を自分にぶつけるべきなのか、この価値観があると思ったけど何を意味するのか、といった解説も載っています。

今日が一番若い日です。
この本を手にとり、残りの人生をさらに有意義にしていきましょう!

この記事のポイント

自己理解ができている人はかなり少ないので、自分のことを分かっていない現状は気にしなくて大丈夫。
しかし、このままだと後悔の多い人生になるかもしれないので、自己理解から早速進めよう。

自己理解を進めるためには八木仁平さんの「自己理解メソッド」が有効。

自己理解メソッドによると、本当にやりたいことは、「好きなこと✖️得意なこと✖️大事なこと」で分かる。
一つひとつ洗い出していこう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

詳細はこちらの本を読むことでよく理解できますのでぜひ購入してみてください〜!

とりあえず買ってみる

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