生活

30代から人生を変えることって、できる?確実な進捗を生む「戦略」から考える

この記事で解決できるお悩み

このままの人生で良いのか...

もっと自分に合う仕事あるのでは...

「もっと良い人生を送りたい!」「30代になったしやりたい仕事をしたい!」
そう思っても、
「何をすれば良いの...」「そもそも今から変われるの...」と、より良い人生に変える方法について悩んでいませんか?

実は、この記事で紹介する方法を実践すると、誰でも最初の一歩を踏み出せます。

なぜなら、私も実際に取り組み、転職に成功し以前より充実した人生を送ることができているからです。

この記事では、「30代からでも人生を変えることはできるのか」「変えるステップが分からない」、
そんな方に向けて、「戦略」の考え方をご紹介します。

記事を読み終え実践もすると、あなたの毎日が変わりますよ!

とりあえず買ってみる

30代で人生を変えることはできる

「俺は他の人と違う自分の人生を歩むんだ!」
「20代はとにかく我慢してきた。30代になったしやりたいことやりたいけど何からすれば良いか分からない...」

こう思ったこと、ありますよね?

人間誰しも「変わりたい」と思ったことはあると思います。
しかし、実際に変わることができた経験は少ないのではないでしょうか。

変わるためには、変わる先であるゴールを正しく設定し、何をおこなっていくと良いのか、そのために必要な資源は何か、
そうした情報の整理が必要です。
これが意外と難しいんですけどね。

ただ、情報の整理と実行ができれば、何歳からでも人生を変えることはできます!

まずは思考の整理

変わりたいと思ったきっかけ、なんですか?

何がどうなれば、前向きな気持ちでこれからの人生を送れますか?

何に不満を感じていているのか。
そこさえ解消できれば満足するものなのか。
それ以外にも関連したことも解消することが必要なのか、
まずはそういった情報の整理から行う必要があります!

「とりあえず転職する」
「とりあえず仕事を辞める」
「とりあえず新しいことを始める」

「とりあえず」変化をすることは、何も変わらないと断言できます!

例えば、
仕事で疲れたから癒されたい...

そう思った時にとりあえず沖縄に行って、とりあえず海を見に行って、確実に癒されますか?

単純に睡眠不足のケースだってありますよね。
そうなら睡眠時間を確保して家で過ごした方が良いかもしれません。

デジタル疲れなら、スマホなどを使えない状態でキャンプに行った方が癒されるかもしれませんよね。

目的が「疲れを癒す」とした時に、
なぜ疲れが溜まっているのかの原因分析、
それを解消するためにどんな選択肢があるのかの洗い出し、
どれなら実行できるのかの選択、
そうしたことを考え、なおかつ実行までした時、初めて目的が達成できるんですね。

新しい一歩を踏み出した人たちを紹介

若宮正子氏

81歳でプログラミングを学んだ方が、こちらの若宮氏。
appleのティム・クック氏と対面したことでも話題になった方です。

そもそもインターネットを始めたのも61歳。
信じられないですよね(笑)

40年以上ずっと働き詰めだったものだから、自分の時間というものがなかったんですよ。だから本格的にモノづくりを始めたのは、仕事を定年退職してからです。

60歳でインターネット、75歳でピアノ、そして81歳でプログラミングを始めました。チャレンジしているという感覚は全くないんですよ。
面白そうだからやりたいことをやる、というだけ。好奇心が旺盛なんですね、きっと。

何もできない期間が何十年もあったんです。その時にできなかったことを、今やっているという感じ。
ちょっと長い空白ですけどね。

https://type.jp/et/feature/4029/

若宮氏は現役時代に好きなことをする時間がなかなかなかったということで、
「当時できなかったことをやってみる」ことを目的に、
デジタルの世界に飛び込んでみたそうです。

80歳の方が人生を変えてるんです、
30代から変えられない理由あります?

むしろ、一歩踏み出す勇気を「いま出してる」ことは素晴らしいことです。

もっと良い人生に変えていきましょう!

カーネル・サンダース氏

皆さんご存知、ケンタッキー・フライドチキンの創業者で顔であるカーネル・サンダース氏。

サンダース氏は生まれが貧しかったために10歳から仕事を始め家計を助けていました。

ペンキ塗りや軍隊、鉄道員、弁護士助手、保険営業など様々な職業を経験。29歳で蒸気船運航会社を設立したカーネルでしたが、軌道に乗せることができずに破産してしまいます。

https://www.kfc.co.jp/about_kfc/ilovekfc/colonelroom.html

一見、世界的な大企業を創り上げ成功しかしてなさそうなサンダース氏ですが、29歳で破産を経験してるんですね。

職を探す中で見つかったのはガソリンスタンドのオーナーで、40歳の時にカフェをガソリンスタンドに併設してます。

そこで人気だったのが「フライドチキン」なんですね。

順風満帆だったカーネルを悲劇が襲います。高速道路が移転して、レストランの客足がぱたりと途絶えてしまったのです。カーネルは、泣く泣くレストランを手放す決断をします。65歳にして、無一文になってしまったのです...。

https://www.kfc.co.jp/about_kfc/ilovekfc/colonelroom.html

上手くいってるように見える人生ですが、65歳で無一文。

そこから青年実業家と出会い、膨大な努力で、会社の設立と多数のフランチャイズ契約を勝ち取り今に至るというわけです。

サンダース氏は29歳で破産をし再チャレンジ、65歳で無一文になりながらも奮闘しているわけです。

サンダース氏の生き様は、30代で何か始めても良いのか悩む私たちに勇気をくれますね!

安藤百福氏

知ってる!という方は少ないかもしれません。

しかし、特に日本人なら誰もが一度はお世話になっている商品を開発した方です。

それが、「インスタントラーメン」。

日本統治時代の台湾出身で、幼少期に両親を失っている安藤氏。

祖父母に育てられ、後に会社を設立し成功を収めていたものの、脱税の嫌疑から巣鴨拘置所に収監されていたり、47歳でほぼ全ての財産を失っているのです。

まず戦時中、国から支給された資材の横流しの疑いから(最終的に無罪釈放)憲兵隊から拘束を受け、45日間に渡る激しい拷問を経験しています。

 そして1948年には脱税容疑でGHQに逮捕され、巣鴨プリズンに収監(1950年12月に無罪釈放)、
1957年には理事長を務めていた信用組合の倒産により築き上げてきたほぼすべての財産を失うという不幸を経験しています。

https://www.sbbit.jp/article/cont1/35289#:~:text=%E3%80%8C%E3%82%8F%E3%81%9A%E3%81%8B%E3%81%AA%E5%85%89%E3%82%92%E9%A0%BC%E3%82%8A,%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%AB%E8%8B%A6%E5%8A%B4%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

47歳で無一文です、想像できないですよね(笑)

しかし、「失ったのは財産だけで、経験は血肉としてまだある」という考えから、
「インスタントラーメン」の誕生に繋がっているのです。

47歳からの人生のやり直し。

30代から人生を変えることは全然遅くありません!

やり直すためにすべきことは4つ

このように、30代から人生を変える、やり直すことは決して遅くない、
絶対にできます。

ただ、当然ですが何もしなくても上手くいくわけではないです。

漠然と取り組んで変われるわけでもないです。

何かを成し遂げるためには、そのために何をすべきかという「戦略」が必要で、
戦略を立てるには「目的」と「資源」を正しく把握することが必要です。

きちんとステップがあるので、それをここから紹介しますね!

とりあえず買ってみる

1:目的の整理

人生を変えたい、やり直したいと感じているあなた、
どう変わりたいのですか?

やり直すことで、何に期待しているのですか?

休みが増えること?
経済的自由を手に入れること?
家族との時間を増やすこと?

目的を正しく設定しないと、頑張ったのに特に状況が変わらない「やり損」になりますよ。

いい「目的の設定」がなかった場合には、次のような事態が発生することが多い。
どこを目指すべきなのかが不明瞭になり、遠回り、寄り道、逸脱が頻発する。

そもそも、目的が曖昧なままだと、いま近道を進んでいるのか遠回りしているのかさえ判断できなくなる。

音部大輔,『なぜ「戦略」で差がつくのか。 ー戦略思考でマーケティングは強くなるー』,2021

では、どうすれば目的を設定できるのか。

解釈の余地なく目的を表現するための方法の一つとして、「SMART」があります。

S:Specific(具体的) ー 数値化する
M:Measurable(測定可能) ー 測定方法、単位を明らかにする
A:Achievable(達成可能) ー 実現可能性を探る
R:Relevant(関連性がある) ー 方向性や整合性の認識
T:Time bound(期限設定) ー 締切を明らかにする

例えば、
「もっと休みを増やせる会社に転職する」を目的に設定するのではなく、
「年間125日、土日祝日休みの完全週休二日制の企業に、3ヶ月以内に転職することで、家族の時間を増やす」。

このように設定すれば、転職した後に、

「週休二日制じゃん」
「土日出勤が多く家族との時間を結局増えてないじゃん」
「目標は立てたけど結局ダラダラやらないまま終わってる」

といった事態を防げるというわけですね。

上記のような企業は特別珍しいわけでもないので、Achievable(達成可能)も満たせてますね。

2:資源の洗い出し

目標を立てました。
でも、自分のスキル・状況じゃできません。

それでは、達成可能性がないわけです。

自分の状況や持っている人脈、スキルなど、あらゆる資源を洗い出し、
それらをどう活用するのかを考え・まとめることで、
目標の実現可能性を高めていくのです。

①どのような資源があるのかを書き出してみる。資源リストであるから、資源になりそうなものはできる限りもれなく書き出しておく。
 (中略)
②書き出した資源それぞれについて、他の資源と比較したとき、相対的にどのような特徴を持っているか考えてみる。特徴を把握することで、
③その特徴が強みとして発揮される状況、
④その特徴が弱みになってしまう状況が見えてくるだろう。

このようにして、それぞれの資源についての絶対的、あるいは他の資源に対する相対的な理解を進めていく。

音部大輔,『なぜ「戦略」で差がつくのか。 ー戦略思考でマーケティングは強くなるー』,2021

では、資源を洗い出しましょう!

となっても、抜け漏れが心配だ、型のようなものはないの?
と、気になる方もいるかと思います。

なので、本書に記載されている資源の分類をお教えします。

4種類の資源

  1. 内部資源
    • スキル、資金、予算、知名度、技術、人脈、経験、ポートフォリオなど
  2. 外部資源
    • 友人や知り合い、仕事仲間、メディアなど
  3. 内部資源になりそうなもの
    • 経験からくる差別化要素など
  4. 外部資源になりそうなもの
    • 所属団体、仕事仲間・取引先相手からの評価など

このように、自分が保有しているものと、他者に働きかけることで得られそうなことを中心に、
一見資源になりそうではないけど、使えそうなことはないか考えることも重要です。

3:戦略を考える

さて、ここまでやることができれば、
正しい目標のもと、手持ちのカードをどう切るか考える戦略を練るフェーズです。

例えば、「年間125日、土日祝日休みの完全週休二日制の企業に、3ヶ月以内に転職することで、家族の時間を増やす」という目的を設定し、
資源として、人材業界の経験、事業会社の人事へのツテ、人事コミュニティの存在等がある場合、

戦略として、「人材業界向けサービスを提供するホワイトな会社に転職する」なんかはver1として立てられそうです。

特別な承諾率の高さがスキルとしてなかったとしても、どの会社が人事の数や業務量、その中でもどんな仕事に困っているのかを探りにいくことができますよね。

まずは、
①条件に合う企業のリストアップ
②そのリストの企業についてコミュニティや知り合い等に聞いて回る
③その会社が何に困っているかの目星をつけ、それに対応できることを訴求するエピソードを事前に考える

なんていうことが足元やるべきこととして考えることができます。

ここで重要なことは、
考えた戦略に対し、目標達成の妥当性・確度を検証することです。

つまり、考えた戦略で目標達成ができそうにないということであれば、
目標の再設定をする、資源を洗い直す、別の解釈ができないか再検討するというやり直しを、
何度も繰り返すことが重要ということです。

4:行動あるのみ

実行なき戦略は意味がありません。

兎にも角にも行動あるのみです!

まとめ:人生をやり直すためにすべきことと前提条件

さて、皆さんいかがだったでしょうか。
人生のやり直しはいつでもできる!というお話をしてきました。

本記事では、音部大輔さんの『なぜ「戦略」で差がつくのか。 ー戦略思考でマーケティングは強くなるー』の内容が有効であると考え、例を交えながらご紹介しました。

実際に、私は仕事において現在の会社の戦略を批評し、ターゲットの再設定とメンバーのスキルや予算等を再検討した施策案を進言し、それをもとにした組織体制に変えることができています。

今回ご紹介したのはほんの一部に過ぎません。
書籍を読むと、なぜこの内容なのかといった背景が記載されているので腹落ちもしますし、戦略を組み立てる思考法や本記事で省略した他のポイントも学ぶことができます。

今日が一番若い日です。
この本を手にとり、残りの人生をさらに有意義にしていきましょう!

この記事のポイント

何かを成し遂げたいのであれば戦略的に考えることが必須。

戦略とは、正しい目的を達成するための資源の活用の仕方を方針としてまとめたもの。

目的の設定方法と、資源をどう考えるかについて、音部大輔さんの本書を読んで実行しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

詳細はこちらの本を読むことでよく理解できますのでぜひ購入してみてください〜!

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